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美容室倒産が過去最多ペースに ― コスト高と人手不足が深刻化

2025年1〜8月に発生した美容室の倒産件数は 157件(前年同期比約13%増)となり、3年連続の増加となりました。年間でも過去最多を更新する見通しです。

背景には、人手不足・コスト高・価格競争 の三重苦があります。スタイリストの確保が難しく、賃上げ圧力が高まる一方で、薬剤・光熱費・家賃などの固定費も上昇。さらに、値下げ合戦やクーポン依存で利益を削られるサロンが増えています。

特に地方サロンでは、人口減少と人材流出により厳しさが増しており、客単価を上げにくい構造が続いています。

一方で、ヘッドスパや髪質改善など 高付加価値メニュー の導入、SNSを活用した集客、効率的な経営管理を実践するサロンは堅調。価格競争に陥らず、「自店にしかない価値」を打ち出すことが生き残りの鍵となっています。

美容業界全体にとって、付加価値経営への転換 が急務です。適正な価格設定と人材への投資が、これからの時代の美容室経営を支える基盤となるでしょう。

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