ミュゼプラチナムが経営破綻 負債総額約260億円、業界最大規模に
脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開していた株式会社MPHが、東京地方裁判所より2025年8月18日に破産手続き開始の決定を受けました。負債総額はおよそ260億円にのぼり、約20万人に及ぶ債権者を抱える大規模な破綻となります。
債権者への対応
破産管財人には、LM虎ノ門法律事務所の島田敏雄弁護士が選任されました。債権者の数が非常に多いため、個別の対応は行わず、管財人のホームページ上に「よくある質問(FAQ)」を設け、そこで案内が行われる予定です。
なお、今回のケースでは債権者集会は開かれず、現時点で破産債権の届出も不要とされています。
過去の事業規模
ミュゼプラチナムは、2014年8月期には売上高約386億円を計上し、店舗数も170店舗に達していました。当時は業界最大級の脱毛サロンチェーンでしたが、今回の破綻は脱毛サロン業界における過去最大規模の倒産とみられています。